特販事業部ブログ
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ピノ・ノワール

突然ですが、皆様は日頃どのようにワインを選んでいますか。

品種、産地、製造方法、料理との相性など様々な選択要素があり、好みや目的に合わせてワインを選ぶ過程も楽しみの一つかと思います。

ですが、ワインにあまり触れたことのない方は選ぶ基準が分からず、重い/軽い、辛い/甘いなどの味わいのみで選んだり、「人気商品」の触れ込みで購入することもあるのではないでしょうか。


先日特販営業課では、お客様にワインの特徴をお伝えできるよう勉強会を開きました勉強会のテーマは「基本品種ピノ・ノワール生産地方・グレードの違いを味わう」。

ピノ・ノワールは、単一品種で赤ワインの製造に使用されることが多いブドウ品種です。皮が薄いために病害の被害も受けやすく、ブルゴーニュのような石灰質の土壌・冷涼な気候で最高のピノ・ノワールが育つといわれています。栽培から醸造まで大変手間も費用もかかるブドウゆえ高価なものになります。皆さんもご存知、仏ブルゴーニュのロマネ・コンティが有名です


ピノ・ノワールは一般的に成熟度の低い冷涼な気候では、様々なベリー類、チェリーを思わせる柔らかな果実味を感じますが、熟成するにしたがい、クローブ、シナモンなどのスパイス、マッシュルーム、なめし皮などのとても複雑で素晴らしい妖艶とも言える香りを持ちます。比較的タンニンは少なく、しっかりめの酸を持つ、繊細な味わいのワインとなります。


今回は、3種のピノ・ノワール100%ワインをテースティングしました


1本目は、クリスティヌス・ピノ・ノワール2015


ハンガリー南西部、バラトン・ボグラール地方のクリスティヌス・エステート・アンド・ワイナリーのワイン。バラトンボグラール地方の斜面にあるブドウ畑は水はけのよい砂質の多い粘土が大半を占め、年間日照時間1950-2000時間の穏やかで冷涼な地域。極端な暑さがないため、安定したブドウ収穫をすることができる、ブドウ栽培に向いている地域です。一般的にはアロマティックで酸味、タンニン少なめのワインができるといわれています。淡いガーネットの色、スチールタンクで6ヶ月熟成させたため、樽での熟成と比べタンニンは少ないです。料理に手をつける前にテースティングしましたが、軽い飲み口なので赤ワインでも単体で飲みやすい印象でした爽やかでフルーティーな香りから、空気に触れ時間が経過すると果実感が増しスパイシーな香りを感じました。和食に合わせたり、デイリーワインとしておすすめです。


2本目は、ビラニー・ピノ・ノワール2016


ハンガリー最南端にあるヴィラーニ地方のチャーニー・ワイナリーのワイン。ヴィラーニ地方の斜面にある畑の中で最も冷涼な場所で栽培されたピノ・ノワールで造った赤ワインです。ヴィラーニ地方は地中海からの温かい風に守られた温暖な地方。仏ボルドーに似た地方と評判です。一般的にエレガントで爽やかな酸味のある繊細なワインになるといわれています。ステンレスタンクで発酵。ステンレスタンク90%、大きい木樽10%1年熟成させました。こちらは古参のワインですが、今回のテースティングで驚きの声が多く上がった一本脂身の多いお肉をいただいているときにテースティングしましたが、ワインで脂がすっきり、けど重くなく飲みやすい。ワイン単体で試飲をしていたときの印象を超え、ポテンシャルの高さに感動しました。


3本目は、ティファーンズ・ピノ・ノワール2013


2本目と同じくヴィラーニ地方にある、ティファーンズ・ワイナリーのワイン。現在の当主ティファーン氏は、1999年にハンガリー共和国の大統領により功労勲章を授与、2017年にはハンガリー・サイエンス・アカデミー無記名投票により選ばれ、ハンガリーワイン向上に対する生涯の貢献に感謝の意を表し表彰されている、いわば人間国宝のような方です優しく手摘みした美しいブドウのみを選別して醸造しました。今回のワインの中で最も色がはっきりした濃いガーネットのようなワインでした。ワインは空気に触れ時間が経過すると、香りや味わいが変化します。こちらのワインも例に漏れず変化していきますが、開栓直後も時間が経過してもいつ味わってもその変化が美味しいと思える、まろやかで果実味あふれたワインという印象でした。


今回の勉強会で、同じピノ・ノワール品種を使っても、地方/ワイナリーによって、製造方法によってまるで印象が異なる、繊細でおもしろいブドウ品種ということが分かりました。それと同時に、ピノ・ノワール品種の特長でもある、あっさりとした飲みやすさ、果実感に惚れました


今回テースティングで書きました香りや味わいに関しましては、一個人の感想ですので、それぞれ抱く印象が多少異なることもあるかと思いますが、品種や地域など、今後ワインを選ぶ一つの参考にしていただければと思います。


2018/11/21