住宅ブログ
2014年09月19日
伊場営業所 新モデルハウスができるまで
土台工事はじめました。

気候もすっかりと秋っぽくなり、とても気持ちのいい日が続いていますが、なにやら台風が近づいているとの事。
現時点での予測で、浜松に最も接近するのは、上棟の日・・・んっ?

ともあれ、現在の進行状況ですが、基礎工事が完了し、ここからはフレーマーさん(躯体大工さん)が登場!
いよいよ土台工事のはじまりです!今回はこの土台工事について少し説明させていただきます!

 

まず、この無数の穴が開いた黒い物体、名前を基礎パッキンといい、コンクリート基礎と土台の間に挟み込まれます。
基礎パッキンを敷く事により、コンクリートと土台(木材)が直接に接することがない為、湿気が土台にたまりにくくなります。
また無数の穴が空気の通り道となり家全周で床下の換気を行い、シロアリや腐朽菌の発生を未然に防ぐ役目をはたします。
パッキンというと、なにか、ゴム系の柔らかいものを想像しますが、これは、堅い樹脂性です。耐久性は半永久的というスグレモノです。

 

次に、基礎と土台を緊結するスーパースプリングという座金の登場です!
この座金、凄いのは名前だけではなく、独特の構造が生み出す優れた復元力によって、木組み部分のゆるみを長期間にわたって防止してくれるのです!

 

と言うわけで、土台工事の様子を、撮ってみました。
ヨコ方向に等間隔で木材が組まれているのが見えると思いますが、この木を大引(おおびき)といいます。
この大引は床を支える重要な部材で910mm間隔で組まれています。

 

下からの写真です。基礎の立ち上がり部分以外、つまり宙に浮いた部分に、キノコ?タケノコ?のような、たくさんの床束(ゆかつか)が設置されています。

よく、テレビの欠陥住宅の特集で、「省かれている。間引かれている。」等の事例で挙げられる事が多いのが、この束です。ツーバイフォーの場合は、こうやって一定の間隔で法則的に配置するため、間引くの事の方が難しいので、ご安心を。

また、この束よく見ると、ネジのようなものが両端についています。
真ん中の太いところを回すと、束の長さを調整できます。築後も木材の収縮に合わせ、調整することが出来ます。
この束と大引が基礎と一緒になって床を支えるのです。まさに縁の下の力持ち!

ここまで組んだら、断熱材を敷き詰める作業に入るのですが、この作業は次回の更新でご案内させていただきます!!

それではまた〜!岩城でした!