ハンガリーのブドウ品種

ハンガリーワインの豆知識

ハンガリーでは国際品種と土着品種のブドウを栽培しています。
ブドウの名前が長かったり、発音しにくいのがとても悩ましいですが、慣れてくると子音の響きが心地よくなってきます。

2018年の品種別栽培面積は以下の通りとなっています。

白ブドウ品種	畑面積（ha)	割合
Bianka　ビアンカ	5,342	11.7%
Cserszegi Fűszeres　チェルセギ・フーセレシュ	4,254	9.3%
Furmint　フルミント	3,946	8.6%
Olaszrizling　オラスリズリング	3,842	8.4%
Chardonnay　シャルドネ	2,374	5.2%
Aletta　アレッタ	1,997	4.4%
Irsai Oliver　イルシャイ・オリヴェール	1,949	4.3%
Szürkebarat　スルケバラート※	1,724	3.8%
Harslevelü　ハールシュレヴェリュー	1,633	3.6%
Rizlingszilvani　リースリングシルヴァーニ※	1,562	3.4%
その他のブドウ	17,115	37.4%
合　計	45,738	100.0%

黒ブドウ品種	畑面積（ha)	割合
Kékfrankos　ケークフランコシュ	7,977	40.2%
Cabernet Sauvignon　カベルネ・ソーヴィニョン	2,627	13.2%
Merlot　メルロ	2,114	10.7%
Zweigelt 　ツヴァイゲルト	1,588	8.0%
Cabernet Franc　カベルネ・フラン	1,456	7.3%
Pinot noir　ピノ・ノワール	1,163	5.9%
Kékoportó　ケークオポルトー※	962	4.8%
Blauburger　ブラウブルガー	466	2.3%
Kadarka　カダルカ	325	1.6%
Syrah　シラー	280	1.4%
その他のブドウ	882	4.4%
合　計	19,840	100.0%

※スルケバラート＝ピノ・グリ
※リースリングシルヴァーニ＝ミュラートゥルガウ
※ケークオポルトー＝ブラウアーポルトギーザー

ハンガリーの気候は冷涼なため、やはりお隣オーストリアのように白ブドウの栽培比率が多く、7割を占めています。
3割の黒ブドウの内、半分近くの栽培面積をケークフランコシュが占めているのが特徴的です。
ケークフランコシュについてはこちらで詳しく説明します。

2020年12月29日